夫婦二人三脚で営む陶芸工房

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2024/07/22 11:45

『器を持った時、その器の主人公が決まる絵付け物語。』
雨降る日は傘をもつ猫、
太陽が照り付ける日は海で涼しげに泳ぐ鮮やかな魚、
花壇で生き生きと咲く花を見つければその蜜を集める蜂、
器を手に取った時にその器の物語は始まります。
また、絵付けの最中に工房に訪れるご近所の方々やお客様も
物語に加わることも多々あります。
そうやって日々起こるちょっとした変化を一つ一つ描き上げていく。
おなが家スペシャルはその時にしか描けない一点ものとなります。

おなが家の絵付けには、それぞれ物語があります。
青い海、青い空、そしてチャンプルー文化と言われる沖縄でうまれ育った猫が、繰り広げる世界を描いています。
様々な出会いに色づけられていく猫は、この先どんな色に染められるのか...
皆様にお迎えして頂いた時、そこから皆様との物語が始まっていくことを願っております。

◎バルーンクイナ
飛べない鳥「ヤンバルクイナ」が、風船を使って空を飛びます。
そんなバルーンクイナの頑張る姿に周りのみんなが手を差し伸べます。
ほのぼのとしたストーリーがいつしかバルーンクイナの「翼」となることを願って...

◎福郎
森に福を届けてくれるフクロウの福郎。バルーンクイナ物語では、渡った島で出会う最初の仲間です。

◎ニライカナイ
沖縄では海の果てにある「ニライカナイ」と呼ばれる場所があって、そこは亡くなった先祖が住む世界だと伝えられています。そしてご先祖様は年に一度、大切な人の元に会いに戻ってくると信じられています。
朝焼けや夕焼けの優しい色の空を見ていると、きっとニライカナイから放たれた光が、私達を優しく包見込んでくれていると思えてなりません。猫天(猫の天使)は、ニライカナイをイメージして生まれたキャラクターです。

◎逆さネコ
心を動かすモノに出会った時、一瞬でその色に染められた猫。自分の中に何かが芽生えた瞬間です。猫はそんな自分にちょっと照れくさくてひょっこり顔をだしています。

◎ぱっくん猫
カラフルなお魚さんが大好きな猫。
でもきっとお魚さんも猫のことが大好きです。

◎飴釉ねこ
木々を眺めていると、そこには長い月日に耐えてきた力強さを感じてしまう。
猫も歩んできた日々をぐるぐる思い返しています。

◎イチゴ畑
音楽が聴こえてきそうなイチゴ畑。沢山のイチゴに囲まれて、ウキウキと踊りだす猫たちです。

◎太陽と月
眩しいほどの光を放つ太陽。
その光で育つ自然はとても鮮やかでパワーがあります。
夜には月のあかりを求めて、動き出す命。
沢山の命を支えてくれる太陽と月に感謝します。

◎水平線
海のはるか遠くにあると言われる「ニライカナイ」。
水平線の向こうに会いたい人を思い描いて...。

◎水面(ミナモ)
遠くに見える綺麗な景色、きっとすぐ近くにも見落としている景色も。
水面に映るものが見えてくると感動もひとしおです。

◎どんぐり犬
どんぐりを見つけた犬。
ずっと遊んでいられる、そんな一途などんぐり犬が猫は大好きです。

◎雨の恵み
雨が降ると生まれる命。猫も樹も花も喜んでいます。

◎木漏れ日
島に吹く風が木の葉を揺らし、そこに差し込む日の光。いつもは陽が当たらない「木の葉」たちに光が当たる瞬間です。

◎大家族
気が付けば沢山の人に支えられている。
「いつも幸せをありがとう」
大切な人たち、みんな家族と同じ!

◎もうすぐ夕暮れ
太陽が海の向こうに姿を消す瞬間、空は沢山の「色」に染まります。

◎空飛ぶ魚
青い海と青い空の境目を飛び出してきたお魚さん。
猫はお魚さんが空を悠々と泳ぐ姿に一目惚れしてしまいます。

◎楽園
木々の合間から見えるそれぞれの景色。
1つ1つ違う場面でも、楽園で生まれる景色はきっと温かく心を癒し、みんなを包み込んでくれます。

◎クムクム
形を変えながら絶えず流れ動いていく雲(沖縄の方言では「クム」といいます)。
雲ひとつない空を見ると、どこか寂しい気分になるほどの存在感です。



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